GOSICK RED (単行本)

著者 :
制作 : みなとそふと 
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月25日発売)
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本棚登録 : 1416
感想 : 117

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時は1930年代初頭、ニューヨーク。超頭脳“知恵の泉”を持つ少女ヴィクトリカは探偵事務所を構え、久城一弥は新聞社で働いている。街は好景気に沸き、禁酒法下の退廃が人々を闇へと誘う。ある日、闇社会からの依頼人がヴィクトリカを訪れ、奇怪な連続殺人の解決を依頼する。一方、一弥は「心の科学で人々の精神的外傷を癒やす」という精神分析医のもとに取材に向かっていた。やがてすべての謎はひとつに繋がり、恐るべき陰謀が姿を現す―。新シリーズスタート!!
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アメリカ、しかもまだ混沌としているような時代が舞台なので、いささか敬遠していたのだが、積読本が心細くなって手にしてみた。ファンタジーのようでもあり、コメディのようでもあり、シリアスな事件を扱う探偵ものでもあり、とさまざまな愉しみ方ができるのだが、ヴィクトリカと九城一弥の関係性が、いまひとつすとんと腑に落ち切らないので、のめり込むところまではもう一歩と言った感じである。だが、彼らのことをもっと知りたいという気持ちにはさせられるので、引き続き読んでみようと思わされるシリーズではある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行の作家
感想投稿日 : 2018年1月5日
読了日 : 2018年1月5日
本棚登録日 : 2018年1月5日

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