とびらをあけるメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫 54)

  • 岩波書店 (2002年11月19日発売)
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感想 : 19
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まさかの花火から出てきたメアリーに、ジェインとマイケルの嬉しそうなことといったら。

_マイケルの胸の想いは、ソーダ水のなかの泡のようきわきあがってきて、とめようとしたときには、もうあふれでていました。「ああ、メアリー・ポピンズ、あなたがいないあいだは、ほんとにひどかった!」_

けれど、メアリーの辛辣さといったらないんです。
早々に荷物から巻尺を取り出し、マイケルをはかってみると… 「ますますわるい」

_ねこねここねこ どこにいた?_
「王さまを見たネコ」は
マザーグースの ねこねここねこ がモチーフ。物知りをひけらかす王さまと、賢いねことのやり取りは一休さんのとんちみたい。

おおみそかの夜の「末ながく幸福に」
ふるい年とあたらしい年のあいだの"すきまに" お話たちが大集合。

「別の扉」
ジェインはその朝、窓の向こう側に、もう1人のジェインを見るという暗示的なシーンからはじまります。ジェインの成長を感じてしまいます…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外児童文学
感想投稿日 : 2024年2月15日
読了日 : 2024年2月15日
本棚登録日 : 2024年2月15日

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