淋しい狩人

著者 :
  • 新潮社 (1993年10月1日発売)
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本棚登録 : 181
感想 : 13
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いつものとおり、宮部みゆきさんの作品は温かい。イワさん一家の関係がその温かさを醸し出す。
またイワさんの言葉がいい。人に対してその人の心をほぐすような言葉だったり染み入るような言葉がだったりがかけられるって、業としか思えない。これも日頃から一本筋が通った考え方をしているからこその業だ。

この一冊は短編集だったが、特に「黙って逝った」は父親の気持ち、息子の気持ちがよくわかった。物悲しいけれどいいお話だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年7月28日
読了日 : 2014年7月28日
本棚登録日 : 2014年7月25日

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