誰がパロミノ・モレーロを殺したか (ラテンアメリカ文学選集 6)

  • 現代企画室 (1992年8月1日発売)
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感想 : 13
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ノーベル賞作家バルガス・リョサの推理小説。ミステリーとしては可もなく不可もなくの出来映え。
陰謀論を語る町の人々の他愛なさと、事件の真相の下世話さ、メインストーリーの脇で語られる警部補の恋の脱力的な結末。これらが描くペルー社会の、何でもない等身大の姿が、何ゆえか愛らしく思えるのは、作家の力によるのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラテンアメリカ・カリブ海文学
感想投稿日 : 2015年5月17日
読了日 : 2015年5月17日
本棚登録日 : 2015年5月7日

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