作者の家康憎さが随所から伝わってくる。石田三成視点で話が進むため、読み手もやはり石田三成に気持ちが入ってしまう。もし家康視点の話があるのなら、彼なりの解釈のもと石田三成を邪険に思うのであろう。島左近が徹底して石田三成に仕える姿勢は格好良い。石田三成には分が過ぎる従者と言われるのも納得かもしれない。島左近には、最後まで石田三成の味方であってほしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新潮社
- 感想投稿日 : 2018年5月26日
- 読了日 : 2018年4月28日
- 本棚登録日 : 2017年12月10日
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