本巻の対象範囲は鎌倉幕府が北条氏の支配で安定化し、元寇が起こる時期から、鎌倉幕府の滅亡まで。最後は太平記で取り上げられる世界の一部を扱っている。
元寇により、海外の脅威を目の当たりにするが、結果的にはその後に大きな脅威は来なかった。神風による神仏の加護ということで、当時から説明されていたが、本書ではモンゴルの先鋒となった、朝鮮半島の非協力的な態度や操船技術の未熟等から説明がなされている。
その後、国内では悪党が横行し、内乱の様相を呈し始めるが、その背景は貨幣経済の発達により庶民が力をつけてきたことも要因。
西日本での内乱と同時に、東日本では北条氏に反発する新田家により鎌倉幕府が滅亡させられる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年10月16日
- 読了日 : 2022年10月16日
- 本棚登録日 : 2022年10月16日
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