感想は最終巻へ、と先延ばしにしてきて、いざ、読了してみたら、なんだか胸がいっぱいになってしまって何を書いたら、今の僕のこの気持ちを表せるだろう、と思うばかりで言葉になりません。読み終わったその瞬間、鳥肌が立つほど感動しました。
一つの興味として持っていたのは、最後のシーン、誰が締め括るのか?でした。それぞれに魅力的な登場人物ばかりでしたが、やっぱりこの人だったか、と納得しています。もちろん、そのほかの登場人物のその後もとても興味深いのですが、この人が最後を締めくくってくれて1番スッキリとしました。
もちろん、宮部みゆきさんなら誰を最後に持ってきて締め括らせてもそれぞれに味わい深い終幕を見せてくれるのでしょうけれど。
ありきたりな言葉ですが、清々しい青春物語でした。
…と書いてから、「負の方程式」を読み終わったのですが、なんて素敵な連作なんだろう!とふたたび感動!そこにはお馴染みのあの探偵さんも登場していい仕事してますし!
文庫本6冊に渡る長編小説でしたが、その長さを感じさせないスリリングでハートウォーミングな作品でした!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月30日
- 読了日 : 2020年9月30日
- 本棚登録日 : 2020年9月29日
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