アンソニーホプキンスが主役の「食肉猟奇殺人鬼」ハンニバルレクターを怪演FBI捜査官クラリススターリングをジョディフォスターが好演した「羊たちの沈黙」シリーズの続編。
「猟奇殺人鬼」ハンニバルレクターがどうして生まれたかを描いた作品。そう。当然だが、最初からハンニバルは「殺人鬼」ではなかったのだ。
妹思いの優しい兄が「モンスター」と化した瞬間が手に取るようにわかる作品。しかしながら、どれだけ非道なことをしても「殺されて」当然の「人間」には最初から「ならない」そういう「人非人」となるには、それだけの「理由」があるのだと思い知らされた。
それにしても「戦争」というのは、つくづく「心」をも「殺して」しまうものなのだなと痛感。とある一点の真実。それを知ってしまったことが彼を「モンスター」に変えた。「ハンニバル」が「吠えた」その瞬間が、物悲しい。
読書状況:読み終わった
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DVD
- 感想投稿日 : 2010年9月14日
- 読了日 : 2010年9月14日
- 本棚登録日 : 2010年9月14日
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