通じれば発音はあまり気にしなくていい…なんて思いがちになっていたけれど、この心構えがいけない、とのっけから叱られた。
話された言葉では、発音がすべてなのだと。
外国語を学ぶとき、学習者に必要なのは、相手の言語に対する謙虚さなのだと。
文法なんて学ばなくてよい、という俗説もバッサリ。
これまでの文法は「話された言葉の文法」でないから、学んでも話せるようにならなかったのだ、と。
それから、文法を用語から厳密に理解することの大切さが説かれていて、なるほど、と思った。
語学研究、語学教育研究の成果も紹介されていて、そこも面白い。
韓国語では動詞志向の構造をとる傾向が強いのに対し、日本語では名詞志向が強いとか。
図書館で借りた本だけれど、改めて買って手元に置いたほうがいいのかなあ。
いい本だもの。
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- 感想投稿日 : 2014年11月29日
- 読了日 : 2014年11月29日
- 本棚登録日 : 2014年11月29日
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