南方熊楠の伝記である。多くの本の中で非常に詳しく書かれている。海外、特に大英博物館での話が多いが、これまで言われていたこととだいぶ異なり、具体的に書いている。粘菌のことも書かれているがそれほど詳しくはないようなかんじであるのは、この著者のせいかもしれない。
孫文との関係についての詳細に書いているので、他の伝聞よりもましである。
最後は天皇の回想で終わっているが、記録があるということで仕方がないのではあろう。
牧野富太郎の次は南方熊楠が朝の連続ドラマになるであろう。
朝日新聞の文学紀行で和歌山編で紹介された。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2023年9月18日
- 読了日 : 2023年9月17日
- 本棚登録日 : 2023年9月17日
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