ネコをみていると、その自分勝手ぶりがうらやましてくてたまらなくなる。それなりにネコの社会も苦労があるのだろうけれど、基本的には単独行動だし、好きな時に暖かいところで日向ぼっこができる。いいなぁ~。
本書のタイトルには『ネコはどうして・・・』とあるので、ネコの話がたくさんあるのかと思いきや、ネコのことを専門に語ったところはひとつかふたつくらい。そういう意味ではタイトルに物足りなさを感じるし、間違って買ってしまう人もいるだろう。この点で☆は一つ減らすかなぁと思った。
では、本書は何が書かれているかというと、動物行動学に基づく軽い動物のエッセイ。著者は滋賀大学の学長を務めたこともある、日本の動物行動学の第一人者である日高敏隆氏。日高氏の動物への眼差し、どうしてだろうという素朴なところからはじまる好奇心、そしてそれを追求する探究心、そういったところがおもしろい一冊。
内容はとても軽く、もともと雑誌に連載されていたエッセイなので、一つ一つの話も短いので、ちょっとした息抜きに携帯しておくと良い感じの本です。
『東京ノラ猫&家猫カフェ』内での紹介
http://www.neko-punch.biz/nekoworks/liter_bk1.html
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
息抜き
- 感想投稿日 : 2014年3月16日
- 読了日 : 2014年3月16日
- 本棚登録日 : 2014年3月16日
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