高校時代に多くの文庫本が発行されておりむさぼるように読んだ。今考えるとあんまり話を理解できていなかったと思う。自分自身の変さに気づいて,同じように変を自覚した上で活躍している北杜夫氏にあこがれを感じていたんだろう。精神基盤の1/5くらいは形作っていると思う。
そんな北杜夫氏の人生を娘(由香氏)と振り返った本。写真も多く,写真をみることで当時のことを綴ったエッセイが見事に意味づけられて「ああ,こうだったのか」となるので読んでいておもしろかった。
今年亡くなった北杜夫氏の最後の様子もあとがきに書かれている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
言行集,人物伝
- 感想投稿日 : 2014年12月14日
- 読了日 : 2014年12月14日
- 本棚登録日 : 2014年12月14日
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