『「はい」。
自分の意志に関係なく、これが言えれば人間合格だ。
決められたレールにそっているフリができれば、この社会では楽に生きていける。』
『わかってんだ!わかってんだよ!!俺、こんなんでいいのかなんていつつも思ってんだよ!!
でも考えれば考えるほど、自分がかなり終わってるヤツだってことに気付きそうななってさ。そんなん、気付きたくないじゃん!ゴマかしたっていいじゃん!いい加減でいさせてくれって!!俺の未来なんて・・・』
『他人にスキを見せるヤツってのは、生きることを甘く考えてるヤツなんだよ。』
なんて若者がいじれられたり、いじめたり、失恋したり、二浪したり、異性と思ってもらえなかったり、自殺しそこなったりする日常。深い絶望と少しの希望。
文学的なタッチで若者のディテイルをリアルな描線で描く。いきなりトップ3に入ってきそう注目のマンガ家です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2012年3月31日
- 読了日 : 2012年3月31日
- 本棚登録日 : 2012年3月31日
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