退役軍人が戦闘行為に入れるわけがないなどツッコミどころ満載のずいぶん乱暴な話なんだけど、それを整合性がとれるように作るとテンポが落ちてしまうので、見る方が少し頭のネジを緩めて、のんきに見てれば楽しめる。
改めて思ったのだが、映画館で見るのと、DVDで見るのは少し違う。映画館だと画面に圧倒されてるので詳細にこだわらなくてもすむ。頭のネジを緩めやすい状態だ。DVDだと細かいツッコミを入れたくなる。
作品は映画館で見ることを想定してるわけだから他のメディアで鑑賞する時は少し割り引くしかない。
CG技術が導入されて精緻な画面づくりが可能となってなんとも幸せなことだ。昔は海が割れるというだけで見に行ったものだが今はもうなんでもアリである。ビルが破壊されてガラスや建材、デスクや書類が散乱するなんてシーンの細かさはワンパターンな気がしないでもないが、それだけ完成されている。
それでも気になるところがなくはない。生物は殺さないなど宇宙人に好意的な描写は何を意味するのだろう。その目的をあえて明かさないというも製作意図ではあるだろうが、結局ナゾのままだった。
それ以外は見世物映画なのでドンパチを楽しめばいい。錨をおろして艦を横向きにして一斉射撃というのは日本の海軍のとった戦略だ。そのあたりは研究されてるなぁ。もっとも錨を急におろして横向きになるのかは疑問だけど、そういう細かいことを言ってはいけない。
エンディングロールはCCRの「Fortunate Son」なのが懐かしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2012年5月4日
- 読了日 : 2012年5月4日
- 本棚登録日 : 2012年5月4日
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