ずいぶん漫画チックにして大娯楽映画に仕上げているTBS開局60周年記念作品。野村萬斎って不思議な役者だ。かなりのオーバーアクションなのだがそれが臭くならない。通常だと薄っぺらに感じられるこの作品でも彼の存在で安っぽくならない。他のキャラクターはそれに右に倣えになるので破綻しない。
また、《シンゴジラ》の樋口真嗣が監督なので、スローモーション、接写の多用、CGの活用などがうまくてコミカルなところは迫力あるところがうまく同居している。原作も講談調だったので映画にも馴染む。原作と脚色が同じ和田竜なのでそのへんもよく心得ている。
とはいえ、都合のいい話だと感じるしCGもちょっとしくじってる。でも史実にある話で反論できない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2018年12月8日
- 読了日 : 2018年12月8日
- 本棚登録日 : 2018年12月8日
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