ドラマ「マドンナ・ヴェルデ」を見たときから原作の「ジーン・ワルツ」が読みたかった。
図書館で予約してから4ヶ月。ようやく読むことができた。
チビを妊娠したときに、赤ちゃんが無事に生まれるってなんてすごいことなんだろう!と感動したけど、これを読んで改めて感動。
まさに、奇跡なんだわ。
ドラマをみていたから、その内容もリンクさせながら楽しめた。
次は「マドンナ・ヴェルデ」を読んでみようかな。
理恵の行為は理論的には問題なかったのかもしれないけど、倫理的には許されることではなかったと思う。
でも、自分だって同じ立場ならわからない。
理恵だからできてしまった…としか言いようがない。
「女って、なんてバカなの」は理恵自身にも向けられているように感じる。
理恵の手によって、生まれ落ちた子達が成長したときに、何も影響がなければいい。
タダそれを願う。たぶん、理恵が裁かれるとしたらそのときだ。
自分が羊水検査を受けるかどうか考えたときに、結果によっては堕胎する。と簡単には決断できなかった。
たまたま、なんともなかったからよかったけど、もし悪い結果だったら、どうなっていただろうと…考えるだにおそろしい。
おなかにいて、生きているのを感じているのは母親だから。
次に出産の機会を迎えたときに、正常分娩ができるとは限らない。
チビが、五体満足で無事に生まれてきてくれたことがほんとうにありがたい。
お産って、まだまだ危険な部分が多いんだな。
んー。海堂作品はいつもいろいろ考えさせられるわ~。
- 感想投稿日 : 2012年6月3日
- 読了日 : 2012年6月3日
- 本棚登録日 : 2012年6月3日
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