あの「チャイルド44」の続編。
「あなたはレオに冷たすぎやしませんか?」との読者の問いに、T・R・スミスは「その通りです」と答える。
人間の本音、その人間の本当の力がわかるのは、プレッシャーにさらされている時、困難に直面した時だからだ。
本書でもレオは考えられる限りこれ以上ないといってよいほどの困難に直面する。
それでも、レオは決して諦めない。これがレオの魅力でもあり本書の魅力でもあると思う。
冒険小説としても素晴らしいが、何より人間の良心とは何か、犯してしまった罪をどう贖うのかについても、深く考えさせられる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年1月13日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年1月12日
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