脳が教える! 1つの習慣

  • 講談社 (2008年7月5日発売)
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「小さな質問」をしよう。新たなことに挑戦する、悪しき習慣を止めるために、大げさなことをしてはいけない。防御機能を持つ第二の脳(大脳辺縁系)が拒否反応を起こすから。変化を求める第三の脳(大脳新皮質)に働きかけるためには、大脳辺縁系が拒否反応を示さないような小さなことである必要がある。大脳新皮質に働きかけることができれば、変化を実践する大脳辺縁系が小さな質問に対する答えをくれる。その答えを実践することで、自分に変化が起こる。
上手く行っていることでも、小さなことを見逃すことで、大きなことに発展することがある。一例として、スペースシャトルの耐熱タイルの話が出ていた。耐熱パネルが剥がれることはをNASAは気づいていたが、その原因と対策を打たなかったために、剥がれた耐熱タイルが翼に当たり、そのために大気圏再突入後に空中分解を起こし、乗務員が全員死亡した。ちょっとした仕事上のミスが大きな繋がる。これは小さなことだから気にしないのではなく、小さなことこそ発見し改善していくことが必要である。
小さな事を見出し、改善、実践していくことが、より良い仕事や生活に繋がる。小さなことを見逃さないためには、過去を悔いたり未来を心配するのではなく、今に集中することが大切なのである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年11月25日
読了日 : 2011年11月1日
本棚登録日 : 2018年11月25日

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