内田先生の本は私にとって読む薬。本を読み飽きたら読む本。自分の考えを補強したり、新しい視点を仕入れたり、どれを読んでも安心してワクワクできる、という効果があります。この本で私にツボだったのは次の3点。コミュニケーションの目的はメッセージの正確な授受ではなく、コミュニケーションすること自体であること。
先生とは、あらかじめ何らかの知識や技術を持っていて、あたかも商品のようにそれを伝授する存在ではない。「先生は何を伝えたいのか?」という問いを発するのは問う者自信であり、それが「学びの主体性」であるということ。
解釈者である限り、必ず負けるということ。つまり、相手がどう出るか待ちの状態になるということは、絶対に相手の先手を取ることができない、ということ。これは、問題が起こってからそれに対処していると後手後手に回る、とか今のサービスをどう改良しようか、と考えているうちは決して創造的なものは生まれない、とかそんな自分の状況の理由が腑に落ちた一節だった。
などど、これを解釈してるうちは、まだまだですな。これ、中高生向けの本らしいけど、読んで、どんな感想を持つだろう。子供の時と大人の時とで、読み比べてみたい本。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読書記録
- 感想投稿日 : 2013年3月8日
- 読了日 : 2013年3月5日
- 本棚登録日 : 2013年3月8日
みんなの感想をみる
コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/08/22