当時の天才同士の往復書簡である。手紙なので、すぐに読める。養老さんの解説も面白かった。
自身がユダヤ系であるという背景を持つアインシュタインにとってみれば、1930年代はナチスの台頭にとって非常に切迫感のある時代だったに違いない。だからこそ、フロイトにこのような問いを投げかけたのだろう。
内容については現代でもそれほど古さを感じさせない。しかしフロイトは人間の破壊欲求を無くすことは出来ないといいつつも、やはり楽天的である部分は否めない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文科学
- 感想投稿日 : 2021年5月26日
- 読了日 : 2021年5月26日
- 本棚登録日 : 2021年5月26日
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