心に残る作品として目にしながらも、もっと早くに読んでおきたかったと無念でいっぱいです。
読み始めるとそこには若くして志願兵として戦地で戦われた宮部久蔵氏と、今は目の前で寝たきりとなった義父とが重なって涙溢れ、先に読み進み難い重い作品でした。
フィクションとありますが、あまりにも情景や描写が細かく繊細で出てくる言葉も聞き覚えがあったのです。
義父も農家の口減らしの為、海軍に志願して横浜の学校を出て通信兵として戦地には僅かで終戦となったものの色んな想いをしながらも帰って来られたんだと思い涙しました。
すっかり昔の事も口にされないし、忘れられてるお姿にもっと話を聞いておけば良かったし、今年12月に映画化されるらしいけど一緒に観に行きたかったと涙溢れるばかりです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2013年2月8日
- 読了日 : 2013年2月4日
- 本棚登録日 : 2013年1月27日
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