大学教授(歴史家)がゲッセの文書館で本書の元となる手稿を発見する。ここにはイタリア出身の男がトルコ人の奴隷となり、師と出会ったことが書かれている。
「師」と「わたし」はそっくりの外見をしている。二人の自我は次第に入り混じり、境界は曖昧になり、ついに入れ替わることになる。
二人の境界が混じり始めると少しだれた。が、ラストに向けてまたグッと読ませる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文芸
- 感想投稿日 : 2018年1月3日
- 読了日 : 2010年6月14日
- 本棚登録日 : 2010年6月14日
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