白い城

  • 藤原書店 (2009年12月17日発売)
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本棚登録 : 266
感想 : 26
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大学教授(歴史家)がゲッセの文書館で本書の元となる手稿を発見する。ここにはイタリア出身の男がトルコ人の奴隷となり、師と出会ったことが書かれている。
「師」と「わたし」はそっくりの外見をしている。二人の自我は次第に入り混じり、境界は曖昧になり、ついに入れ替わることになる。
二人の境界が混じり始めると少しだれた。が、ラストに向けてまたグッと読ませる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文芸
感想投稿日 : 2018年1月3日
読了日 : 2010年6月14日
本棚登録日 : 2010年6月14日

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