谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2007年12月14日発売)
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本棚登録 : 1684
感想 : 132
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まさに犯罪小説。
「私」での私の内省がただの叙述トリック小説にさせない。執拗な描写で露になる私…そういうところが谷崎潤一郎のうまさかと思った。
「白昼鬼語」で感じるのが、女性美の描写の素晴らしさ。生々しくっていやらしい美人が行う殺人を〈覗き見〉する。覗きの場面ではやたらと胸がどきどきした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年8月9日
読了日 : 2012年8月8日
本棚登録日 : 2012年8月9日

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