ここまで堪能させてくれる漫画作品は最近じゃこれをおいて他にない
ゆっくりとしたスローペースで、でも確実に進んでいく物語。それはまるで作中の登場人物たちの時間をそのまま表しているみたいだ
楽しいだけの時間は永遠には続かない。特に学生時代というのは誰もが様々な「選択」を迫られる、そういう時期だ。ハルオにも日高にも、そして大野にも、何かを選ばなければいけない時期が必ず来る。少しずつ、でも確実に
日高は前回一つの覚悟を決めた。そしてハルオも悩みはしたが、彼らしいマイペースな真剣さで日高と大野の事を考え行動している。どこまでも一途で不器用な登場人物たちの姿が焦れったくも愛おしい
先は気になるけど、続きを待っているのも楽しみという不思議な作品。次の発売は9月。それはまでにまた何度も読み直して、悶々とした、でもどこか懐かしいこの作品をじっくり味わって待とうと思う
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月25日
- 読了日 : 2013年12月25日
- 本棚登録日 : 2013年12月25日
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