ジャンゴと暮らしたい。
月舟町も少しずつ変わっていく。変わってほしくないものも、少しずつ形を変えていく。
それは成長なのかもしれない。変わることが嫌なのではなくて、知らないものになっていくのが寂しいのだ。
直さんも、親方も、皆。
しかし真剣に悩み考え生きていく彼らが好きなのだから仕方ない。形だけでなく、懸命に悩み必死で考え、それで何も変わらないなんてことはないのだ。
続ける、という選択も、結果として変わらなかったことには見えても。彼の中では確実に何かが変わっている。
そんな中、静かに佇み本を読む、果物屋の兄弟が大好きです。彼らの中でもまた、何かが変わっているのだろうが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
吉田篤弘
- 感想投稿日 : 2015年7月9日
- 読了日 : 2015年7月9日
- 本棚登録日 : 2015年5月8日
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