極地探検で名高いサー・アーネスト・シャックルトンの南極探検記。ではなくて「漂流記」。南極に到る前に漂流し、遭難し、そして生還したエンデュアランス号の記録である。
当時の極地探検は学術探査を兼ねていたので(今もか)、エンデュアランス号にも気象学者が乗り込んでいる。海洋の堆積物コアからミランコビッチ・サイクル(日射量の長期変動)を説明した古気候学者のニコラス・シャックルトンはアーネストの甥の息子。
大河内直彦「チェンジング・ブルー」に「冒険者気質の古気候学者」とあってまさに!と膝を打った勢いで読みました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Natural science
- 感想投稿日 : 2020年9月30日
- 読了日 : 2020年7月30日
- 本棚登録日 : 2020年7月25日
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