箱背
水木しげる
日本でもめずらしい“妖怪狂”である京極先生と多田先生のえらばれた『妖怪図鑑』は、おそらく、何人も妖怪を面白がらずにはおれない面白い本になると思う。
やはり、昔の人の描いた妖怪は存在感があり、ユーモラスで、そこらを見廻すと、いるのではないかというより、出てくるのではないか、という気配が感ぜられる。
そうした本の代表作を集めたのが、この『妖怪図鑑』である。
妖怪好きの人は、必ずこの一巻を枕頭にかざるべきである。
帯表
本書には石燕によって息の根を止められる以前の、荒削りだが活きのいい化け物どもが封じ込められている。鈍感になってしまった私たち現代人は、果たしてそこに闇夜で鼻を抓まれるようなリアルな感覚を嗅ぎ取ることが出来るのだろうか。
・・・京極夏彦
帯背
謎の妖怪絵巻
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
妖怪
- 感想投稿日 : 2010年9月23日
- 読了日 : 2010年9月23日
- 本棚登録日 : 2010年9月16日
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