韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年5月12日発売)
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感想 : 4

「ハン」=恨みと漢字をあてはめて単純理解していたのは間違いで、「ペパーミント・キャンディ」がハンの映画と聞いてなんとなく分かった気になっています。人は生涯をかけて理の体現者であるニムになろうとしてあこがれ、様々な障害によりニムになれない自分の悲しみ、無念、痛み、わだかまり、つらみの思いがハンであると。映画ドラマを観ていてもヒョン、オッパ、ナヌ、オンニと血の繋がりのない年長男女に兄姉と呼びかけることを不思議に思っていますが、年長者を理を体現する尊敬すべきニムと扱っていると言う意味合いなのかと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年6月27日
読了日 : 2021年4月11日
本棚登録日 : 2021年4月11日

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