クリスマスのフロスト フロスト・シリーズ (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (1994年9月30日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 15
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だらしなく風采の上がらないオジサン刑事の物語。
主役のフロストは兎に角マイペースで、規則は守らないし、署長や直属の部下には嫌われるし、下品だし、無鉄砲だし、ドジだし、飽きっぽいし、etc……と散々な刑事だったりします。
でも、変なところで人情派だったり、脆かったり、妙に愛嬌があったりと、憎めないキャラだったりするわけですが。
よくあるパターンとして、「一見アレだけど実は名刑事」とかいうのがありますが、彼の場合それも当て嵌まりません。
自他共に認める無能刑事でありがら、勘と強運で何故だか事件を解決してしまう。
そういう主人公を面白いと思える人には楽しい物語です。
ただ、本格ミステリーを期待すると肩透かし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ■ 小説
感想投稿日 : 2013年12月11日
読了日 : 2013年12月11日
本棚登録日 : 2013年12月11日

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