だらしなく風采の上がらないオジサン刑事の物語。
主役のフロストは兎に角マイペースで、規則は守らないし、署長や直属の部下には嫌われるし、下品だし、無鉄砲だし、ドジだし、飽きっぽいし、etc……と散々な刑事だったりします。
でも、変なところで人情派だったり、脆かったり、妙に愛嬌があったりと、憎めないキャラだったりするわけですが。
よくあるパターンとして、「一見アレだけど実は名刑事」とかいうのがありますが、彼の場合それも当て嵌まりません。
自他共に認める無能刑事でありがら、勘と強運で何故だか事件を解決してしまう。
そういう主人公を面白いと思える人には楽しい物語です。
ただ、本格ミステリーを期待すると肩透かし。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
■ 小説
- 感想投稿日 : 2013年12月11日
- 読了日 : 2013年12月11日
- 本棚登録日 : 2013年12月11日
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