奇遇ですね〜『くつ下はどこへ消えた』を出版したいぐらいまでに私も洗濯する度に片っぽになりますね。それを後家くつ下と言い表すセンスが然りげ無く笑いを誘い、これが小ネタとして処理されていくことにも贅沢さを覚えます。
今巻では主人公・ミナレのダメ人間っぷりが遺憾となく発揮されますが、それがラジオという媒体、番組へと直結していくのが堪らない。
ミナレの持つダメ人間っぷりが織りなす破壊力のあるコミカルな人生迷走がラジオというフィルターを通してフリーダムに広がってグルーヴィーに疾走していく様が愉快であり、痛快なラジオ活劇として繋がっていく楽しさが気持ち良い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
沙村広明
- 感想投稿日 : 2016年12月19日
- 読了日 : 2016年12月19日
- 本棚登録日 : 2016年12月19日
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