聡子の抱える孤独や渇いた心が真修との交流を通すことで徐々に潤い融けていく触れ合いが微笑ましいと同時に2人が内包する年齢差、立場、環境、現実の大きく隔絶された溝が阻む息苦しさにやきもきしながらも目が離せなかった。
作者がどう物語を結ぼうともかけがえのないものへと築かれていく2人の関係性が絵柄と相まって美しいものに思えた。利害関係だろうがオネショタだろうと。女性読者層は真修が見せる純粋無垢な子どもっぽさと男らしさに萌えるのだろうか。
あと、どうでも良いのだが最近の子らしい名前で結構なのだが、何故かマシュー南がちらつく。
読書状況:読み終わった
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高野ひと深
- 感想投稿日 : 2016年7月3日
- 読了日 : 2016年7月3日
- 本棚登録日 : 2016年7月3日
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