水面に投げられた石によって波紋が生まれるように…静謐な作品に投げ掛けられるボソッと言う台詞や何気なく言う台詞が読み手によって波紋を生み、響く。
静かだけどどこかざわざわとする。
まるで映し鏡のように。
様々な人が、生き方が、意味があるように。
「たとえばシスターみたいにその身を神に捧げるでもなく…誰かと愛しあって命を繋げるでもなく、誰かのために役立つこともないまま生きる人を…神様は祝福するかしら。」の台詞が私にとっては何とも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
電子コミック
- 感想投稿日 : 2017年9月24日
- 読了日 : 2017年9月24日
- 本棚登録日 : 2017年9月24日
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