あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。安置所に運び込まれる多くの遺体。遺された者たちは懸命に身元確認作業に臨む。幼い我が子が眼前で津波にのまれた母。妻とお腹の赤ちゃんを一度になくした夫…。悲しみの底に引きずり込まれそうになりながらも、犠牲者を家族の下へ帰したい一心で現実を直視し死者の尊厳を守り抜く。知られざる震災の真実を描く渾身のルポルタージュ。
読書状況:読み終わった
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石井光太
- 感想投稿日 : 2023年5月28日
- 読了日 : 2023年5月28日
- 本棚登録日 : 2023年4月20日
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