田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像 (中公新書 2186)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年10月24日発売)
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感想 : 77
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昔総理大臣やってた人だよね?ぐらいの認識しかなかったのですが、戦後の日本にはなくてはならない人だったんだと思う。
賛否両論ありそうな半生だけど、現実的に日本を発展させるには、この人しかいなかったのではないかと思わせる。

話しぶりも庶民にわかりやすい内容で、日本を、世界を動かしていった。
政治にカネはつきもの。カネは使える人が使えばいい。現在の世論では、税金の無駄遣いには異常なほど敏感に反応するけど、自分の家計の無駄遣いには無頓着な印象を受ける。
この辺りは今度まとめて記述したい。

以下引用
世論とは何か。主権在民だ。国論は国民の投票の結果でしか決まる道はない。新聞が世論ではない。一億玉砕と言っていたラジオが世論か。帰りの燃料もなく死地に行かせたのではないか。新聞やラジオではありません。声なき声を政治に実現するのが総選挙。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年4月13日
読了日 : 2020年4月13日
本棚登録日 : 2020年3月18日

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