三人姉妹のそれぞれ自分勝手だったり一生懸命だったりゆるゆるだったりする日常を連作短編で綴った作品集。
初めて読んだ作家さんなので、まずその口語体を多用した地の文章になれるのにちょっと時間がかかりました。リズムに乗れれば読みやすいし面白いんですが、ちょっと詰まると置いてけぼりにされる感じがしました。
何かが起こって何かが決定的に変わるというような変化を期待していると肩透かしなお話になってしまいますが、この三人のちょっとゆるい、力の抜けたやりとりはそれなりに楽しめました。素直にほとばしる感情がなかなかリアルだなあと。同性としてたまに、ナルホドと思ったりもしました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年9月6日
- 読了日 : 2010年9月6日
- 本棚登録日 : 2010年8月27日
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