はりねずみのルーチカ 星のうまれた夜 (わくわくライブラリー)

  • 講談社 (2014年10月22日発売)
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本棚登録 : 120
感想 : 3
4

 今回は、ストーリーはよかったけど、世界設定がよく分かんなかった。
 フェリエの夜空は、月はあるけどなぜか星がなくて。
 でもそこに住んでいる生物たちが、星の存在を知らないわけではなくて、いつか星空を見たいと思ってるという、よく分からない世界観。

 ルーチカはひとびとの国(=人間界)に行くたびに、『キラキラ』というものを拾って(?)きて、それがいっぱいになったら、フェリエの空にちりばめようとしている。
 そうやって上空に行くか問題はともかく、『キラキラ』が何なのか、『ちりばめる』たって、どうやってちりばめるというか、おいてくるというか、空にくっ付けるというか、その点にはまったく触れられていません。
 とにかく、『空』という位置まで上っていけば、『キラキラ』はちりばめることが出来るようです。
 まぁ、児童書だしね。
 深く突っ込んじゃいけないところですけど。

 そんなことより気になったのが、この話、去年のクリスマスの話なんですよね。
 去年のクリスマスまでは星がなくて、フェリエに星が出来るまでの話、てことになってるから、過去を振り返ってるわけです。
 でも、もうすでにトゥーリもいるし、なぜあえて『去年のクリスマス』にしなきゃいけなかったのかが、よく分かんない。
 別に今年のクリスマスでもいいよね。

 オチの分かりやすい簡単な話だったけど、突っ込みどころが多かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書・YA(日本)
感想投稿日 : 2018年1月27日
読了日 : 2018年1月27日
本棚登録日 : 2018年1月27日

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