今回は、ストーリーはよかったけど、世界設定がよく分かんなかった。
フェリエの夜空は、月はあるけどなぜか星がなくて。
でもそこに住んでいる生物たちが、星の存在を知らないわけではなくて、いつか星空を見たいと思ってるという、よく分からない世界観。
ルーチカはひとびとの国(=人間界)に行くたびに、『キラキラ』というものを拾って(?)きて、それがいっぱいになったら、フェリエの空にちりばめようとしている。
そうやって上空に行くか問題はともかく、『キラキラ』が何なのか、『ちりばめる』たって、どうやってちりばめるというか、おいてくるというか、空にくっ付けるというか、その点にはまったく触れられていません。
とにかく、『空』という位置まで上っていけば、『キラキラ』はちりばめることが出来るようです。
まぁ、児童書だしね。
深く突っ込んじゃいけないところですけど。
そんなことより気になったのが、この話、去年のクリスマスの話なんですよね。
去年のクリスマスまでは星がなくて、フェリエに星が出来るまでの話、てことになってるから、過去を振り返ってるわけです。
でも、もうすでにトゥーリもいるし、なぜあえて『去年のクリスマス』にしなきゃいけなかったのかが、よく分かんない。
別に今年のクリスマスでもいいよね。
オチの分かりやすい簡単な話だったけど、突っ込みどころが多かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書・YA(日本)
- 感想投稿日 : 2018年1月27日
- 読了日 : 2018年1月27日
- 本棚登録日 : 2018年1月27日
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