幸福になるための本。より正確に言えば不幸ではない状態になるための本。幸福になるための最終目標は人それぞれだが、その土台は共通であるという考え。
この本では幸福の土台を「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3点からなると説明している。このように基礎が整理されていると、自分に欠けているものは何か見えてくるので良い。問題が明確になっているのなら、半分は解決したも同然である。
ただし人によってはこの本を読んでも救われないかもしれない。なぜなら仕事にしろ人間関係にしろ、最適な場所に行け、というのが本書の主張だからである。今この場で幸せになるための本ではない。好きな場所へ移動できる力を持つ者が幸せになれるのだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年7月14日
- 読了日 : 2019年7月14日
- 本棚登録日 : 2019年7月14日
みんなの感想をみる