- 雨・赤毛: モーム短篇集(I) (新潮文庫)
- サマセット・モーム
- 新潮社 / 1959年9月29日発売
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モームって駄作が無いよね。
本作も3遍の短編が収められているが全て五つ星だ。
こんな作家っていないな。全盛期のチャンドラーでも敵わないな。
2024年5月4日
- 帰還 (文春文庫 と 24-19)
- 堂場瞬一
- 文藝春秋 / 2021年11月9日発売
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面白かったかもしれない。150ページで済む小説を400ページに延ばした駄作だ。とにかく本線に関わりない無駄話が
延々と続く。プロットは面白かっただけに残念だ。
2024年5月11日
- 魔力の胎動 (角川文庫)
- 東野圭吾
- KADOKAWA / 2021年3月24日発売
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面白かった。だがこれは同性愛の物語だ。吐気がする展開だか嫌味は無い。
多分東野も同性愛者だったと思う。
2024年4月18日
面白かった。モームが25歳の頃に書かれた短編集。その力量がすごい。三島が書いたと言われても納得してしまうな。
2024年4月22日
- 昔も今も (ちくま文庫)
- サマセット・モーム
- 筑摩書房 / 2011年6月10日発売
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面白かった。
だけど不満足。
マキアベリとチェーザレの政治を主体とした物語であるがいかんせん物語が浅い。
塩野七海の書籍の方が遥かに深く感動的な読後感を与えてくれるのは近代の読者であるなら納得頂けると思う。そして何よりマキアベリが自分の性欲のために周囲の人々を騙してゆく姿に吐き気がする。
こんな主人公の腐った小説は初めてだったよ。
2024年3月31日
- 監禁面接 (文春文庫 ル 6-6)
- ピエール・ルメートル
- 文藝春秋 / 2021年1月4日発売
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その女アレックスが面白かったので期待を込めて読んだ。
アレックス同様、どんでん返しの連続であった。タイトルは暗いが陰惨な物語では無い。
2024年4月15日
- 美しき凶器 新装版 (光文社文庫)
- 東野圭吾
- 光文社 / 2020年11月10日発売
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ドーピング、共謀殺人、復讐
面白かった。まだ携帯が普及する前の背景、面白かったがこれが東野圭吾?
と寂しさを感じるレベル
2024年3月21日
- 女ごころ (ちくま文庫 も 12-10)
- W・サマセットモーム
- 筑摩書房 / 2014年8月6日発売
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モームの最高傑作かと思う。
ナイーブな青年の自殺から登場人物は皆、不幸になってゆく。最終章でメアリーが幸せになれたのは救いだな。
2024年3月27日
面白かった。物語は完全には解決と言われないが読後感は悪く無い。
Dvの被害者殺害から物語は始まるが湯川の出自まで流れる様に物語は進む。
再読したい。
2024年3月16日
- ガリレオの事件簿2 幽体離脱の謎を追え
- 東野圭吾
- 文藝春秋 / 2022年9月9日発売
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いつものようにハズレが無い。構えることなくのんびりと一気に読了できる。
大ヒットシリーズになるのは当たり前なんです。
2024年3月3日
- カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)
- アンソニー・ホロヴィッツ
- 東京創元社 / 2018年9月28日発売
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入れ子構成の下巻。上巻を読んでいないと理解不能。素晴らしく面白かった。クリスティのオマージュを受けた作品だがグロテスクな描写もあり好みは分かれる。但しミステリーとしての完成度は素晴らしい。
2024年3月3日
- 生きものの世界への疑問 (朝日文庫)
- 日高敏隆
- 朝日新聞出版 / 2018年1月4日発売
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日高さんの著書は全て読んでいる自負がある。それでいってこの本は大傑作だ。
図書館の貸し出しで読んだか一生読み続けたい。
2024年3月3日
2024年2月9日
- 禁断の魔術 (文春文庫 ひ 13-12)
- 東野圭吾
- 文藝春秋 / 2015年6月10日発売
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姉を失った青年の復讐なんだけど復讐は結局行われず。
読後感は最高に良い。それぞれの登場人物が生き生きと描かれている。
個人的には姉を見殺しにした代議士に罰を与えて欲しかったな。
2024年2月3日
- ガリレオの事件簿1 ポルターガイストの謎を解け
- 東野圭吾
- 文藝春秋 / 2022年8月8日発売
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少年少女向けのミステリー短編集。舐めてはいけない、これが面白いんだ。
本作に内海薫は登場しないがそれはそれで淡々とクールに進む物語も心地よい。
2024年1月26日
- ジゴロとジゴレット: モーム傑作選 (新潮文庫)
- サマセット・モーム
- 新潮社 / 2015年8月28日発売
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若い時は気づかなかったがモームって世界最高の作家なのかな?個人的に嫌いな要素は沢山あるんだけどやはり面白い。本書も飲酒後の読書に最適な長さでおまけに内容が深すぎる。各短編にそれぞれ微妙な感動があって飽きさせない
2024年1月21日
- 月と六ペンス (新潮文庫)
- サマセット・モーム
- 新潮社 / 2014年3月28日発売
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月並みだかモームの小説で最高峰だと思う。ゴーギャンの生涯にオマージュされて描かれた作品だが巻頭から最後まで作者の緊張が切れず素晴らしい読後感を与えてくれる。
2024年1月5日
- 片隅の人生 (ちくま文庫)
- W.サマセットモーム
- 筑摩書房 / 2015年11月11日発売
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素晴らしい読後感がある。素晴らしい名言も数多くあり読み疲れることはない。
しかし突然「薄汚い日本人」などの表現があり彼も人種差別主義のイギリス人なんだなとガッカリしてしまう
2024年1月13日
- マシカクショートショート 開けてはいけない
- 黒史郎
- PHP研究所 / 2023年2月14日発売
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面白かった。ホラーと怪談のショートストーリー。その短さゆえ読み飛ばしてしまうきらいがあるけれど膨らませればとても読み応えのある短編集になったと思う。
2023年12月24日
- 英国諜報員アシェンデン (新潮文庫)
- サマセット・モーム
- 新潮社 / 2017年6月28日発売
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面白かった。スパイ小説ではあるが謀略や不自然な殺人描写は無い。英国大使の長いモノローグは大きな緊張を持って読み手を離さない。
2023年12月23日
- 新 顎十郎捕物帳 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス)
- 都筑道夫
- 講談社 / 2007年9月7日発売
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面白かった。
捕物帳と推理小説を合わせた短編集。
主人公に魅力があるし時々剣戟のシーンもある。他の作品も読みたくなった。
2023年11月27日
- 吉田健一随筆集 (921;921) (平凡社ライブラリー よ 12-2)
- 吉田健一
- 平凡社 / 2021年8月12日発売
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今まで著者の作品は旅と食のエッセイしか読んでいなかったので上流階級出身のおぼっちゃまかと思っていたが大間違い。
とんでもない文人だった。
西洋文学、歴史に関する深い教養に圧倒された。後半はいつもの食と酒の紀行文になったので安心した。本当の教養人とはこういう人だな。
2023年11月30日
魅力あるアンソロジー。
駄作は全く無いがヘミングウェイの二心ある大川が素晴らしかった。
彼がキャンプ生活を本当に好きだった事が分かる。
2023年11月14日
- ドン・フェルナンドの酒場で: サマセット・モ-ムのスペイン歴史物語
- ウィリアム・サマセットモーム
- 原書房 / 2006年6月1日発売
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モームがサラエボ滞在中に街の骨董商を通じて見た当時のスペインの紀行文。
モームは相変わらず人物描写が凄いし長篇の物語はまったり流れて行く。
酒も飲まず真昼の涼しい机で読みたい本だ。ロヨラの物語の通り中世は狂信のキリスト教世界だった。
ベルセルクの様な世界観だな。
中世のヨーロッパがどれほど酷い世界であったかが窺い知れる。宗教的処罰に関しては酷い世界観で到底同意出来ない。
当時のキリスト教世界が如何に非人道的世界であったかが窺える。
2023年11月16日