結構な有名作家陣によるSF短編集。基本的に全部書下ろしらしいのでうれしいですね。
しかし読んでて思ったんですが、SFって他のジャンルの小説に比べて舞台設定というか世界観を読者に理解させるまでにひと手間あるわけで。SFといったって近未来もあれば遠い未来もあるし現代でもパラレルワールド的なものだってあるし。
この短編のボリュームで設定を理解させるだけの説得力を持ちつつストーリーを展開って結構厳しいな、と。もちろん作家さんの力量とかによって差はあるにせよ。人によってはなんだかよくわからないまま終わっちゃったりとかもありましたし。
個人的には今敏さんくらいのさっぱりしすぎというか物足りないくらいでちょうどいいのかなと思いました。
いっそ世界観を統一してリレー小説みたいな形態でやったら面白そうなのになあとか。蝦蟇倉市みたいに。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年3月13日
- 読了日 : 2013年3月13日
- 本棚登録日 : 2013年3月13日
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