死の泉 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房 (1997年10月1日発売)
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本棚登録 : 364
感想 : 46

第二次世界大戦中、実在したナチの施設〈レーベンスボルン〉で育てられたフランツとエーリヒはポーランドで合唱隊だった為、ドクター・クラウス・ヴィッセルマンに気に入られ、養子に。入院中だったマルガレーテは妻となり、私生児ミヒャエルと共に家族となる。
が、クラウスの狂気は止まらず…

こちらはナチスのやばいマッドサイエンティストへの復讐の話。
実はエーリヒは、ミヒャエルは……、クラウスの本当の息子は……、
そしてあとがきにかえて、で書かれている最後、本当の真実は……?

面白かったです。二段組400頁超の長編ですが、ばりばり読み終わっちゃいました。読みやすい。
クラウスはまあ常に狂ってるんですが、欲しいものは全部容赦なく手に入れていく系なんですが、ギューターを弟と言い出して軟禁する所が私的ツボでした。
ゲルトとヘルムートかませ切ねえ

どんな形であれ、子どもを搾取するので戦争は絶対悪である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代小説
感想投稿日 : 2017年6月11日
読了日 : 2017年6月11日
本棚登録日 : 2017年6月11日

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