アニメとしての出来はとても良いと思う。
ノイタミナ枠でIGが出掛けただけあるという感じ。
シリーズのレビューで何度も書いているが
ラブコメと思い切ってこのような舵取りでアニメ化したことに
賛否両論はあるだろう。
原作を読んでいない自分からすればよくわからないこともあったし
闘いのシーンがリアリティがあっても、そこに至るまでの歴史や
感情描写、世間の常識などに理解が及ばず、常に唐突な印象を受けた。
隊の中での派閥も、まるで子供のいじめのようで
何故耐える必要があるのか、台詞で説明はあったものの
納得ができなかたし
小牧さんと良化隊員の会話シーンなど
恐らくこういったことが描きたいのだろう、ということはわかったが
今一つだと思った。
この辺りのことは、アニメはラブコメと割り切って
原作に期待して読むことにしようと思う。
上記の小牧さんの会話シーンや、
カミツレのエピソードはとても良かった。
母親は相変わらずうざったい。突然職場に乗り込んできてビンタ
自分に従ってくれなければ
心配しているのに、なんでこんな子に育っちゃったの
なんで分かってくれないの、と泣き出す。
テンプレの酷さで本気で腹が立った。
父親が既に知っていて理解してくれたことは良いのだが
ここで父親も母親に同調してしまうと大変で
郁の言っていたとおり娘が悪いことにされて
親の言いなり、理想通りの道以外にはどこにも進ませてもらえなくなる。
かなり端折って詰め込みつつ、話がわからなくならないよう
恋愛を中心において編集しなおした感じがあり
丁寧に作られていると思うし
アニメとして単純に見るには良い話だったと思う。
是非小説を読んでみたい。
- 感想投稿日 : 2013年1月14日
- 読了日 : 2013年1月12日
- 本棚登録日 : 2013年1月12日
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