明治時代の津軽を舞台にした日本版のヘレン・ケラー。
ストーリーは知っていても、夢中になりました。
れんを持て余していた介良家の両親が、安先生との暮らしで変わっていくれんを見て、直ぐに自分たちのところに戻そうとする度に、親として仕方がないとはいえ、歯がゆい思いを感じました。
安先生同様に、まだ早い!と奥歯を噛み締めてしまった次第です。
見えず聞こえず、その結果話せない。
私の想像を絶する世界です。
それに打ち勝ったれん、れんを信じ、身体でぶつかって行った安先生が素晴らしかった。
二人を支えた女中のハルが良かった。辞めさせられてしまうシーンは、その理不尽さに胸が詰まりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年6月1日
- 読了日 : 2019年5月31日
- 本棚登録日 : 2019年5月30日
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