奇跡の人 The Miracle Worker

著者 :
  • 双葉社 (2014年10月21日発売)
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本棚登録 : 1064
感想 : 188
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明治時代の津軽を舞台にした日本版のヘレン・ケラー。

ストーリーは知っていても、夢中になりました。

れんを持て余していた介良家の両親が、安先生との暮らしで変わっていくれんを見て、直ぐに自分たちのところに戻そうとする度に、親として仕方がないとはいえ、歯がゆい思いを感じました。
安先生同様に、まだ早い!と奥歯を噛み締めてしまった次第です。

見えず聞こえず、その結果話せない。
私の想像を絶する世界です。
それに打ち勝ったれん、れんを信じ、身体でぶつかって行った安先生が素晴らしかった。

二人を支えた女中のハルが良かった。辞めさせられてしまうシーンは、その理不尽さに胸が詰まりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月1日
読了日 : 2019年5月31日
本棚登録日 : 2019年5月30日

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