残業税 (光文社文庫 こ 40-1)

著者 :
  • 光文社 (2017年2月9日発売)
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本棚登録 : 260
感想 : 38
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「設定モノ(特殊な設定を一個思いついただけで、あとは、それを取り巻くストーリーを紡いだだけ)」にしては面白かった。残業税の設定よりも調査官の設定が絶妙。ケンオウさんの人間ドラマになっていて、もはや残業はどうでもいい。「過労が悪」という大前提が、違和感なく読めて楽しめるが、読み終わって冷静になってみると、イロイロおかしい設定。これが設定モノの妙。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: たちよみ
感想投稿日 : 2021年6月15日
読了日 : 2021年6月15日
本棚登録日 : 2021年6月8日

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