*“ねこみち横丁”振興会の管理人をしながら脚本家を目指す宇藤輝良は、コンクールに応募するためのシナリオを書き上げたものの、悩んでいることがあって…。両親の離婚で離れて暮らす兄弟、一人息子を育てるシングルマザー、劇団仲間に才能の差を感じ始めた男―人生の分岐点に立った人々が集う「BAR追分」。客たちの心も胃袋もぐっと掴んで離さない癒しの酒場に、あなたも立ち寄ってみませんか?大人気シリーズ第三弾*
前作同様、モモちゃんのお料理描写が上手過ぎて、それだけで★4です!ソーセージとバジルソースを添えたパンケーキ、焼きそばやアジフライのクレープ、迷って選べない2種のランチを臨機応変に合体…こんなお店があったら、毎日通っちゃいます!
ただ、肝心のストーリーの方は…うーん、なぜかどの主要人物にも共感出来ないまま、ここまで来てしまっています。甘くて痛々しい悩める若者たちがリアル過ぎるのかな?良く出来たストーリーだとは思うのですが。特に蜜柑の子。ノルウェイの森スパイスもよく効いてたし。次作、入り込める展開に期待です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Bossanovaはいかが?
- 感想投稿日 : 2017年11月1日
- 読了日 : 2017年11月1日
- 本棚登録日 : 2017年11月1日
みんなの感想をみる