異端の数ゼロ: 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念

  • 早川書房 (2003年10月1日発売)
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本棚登録 : 233
感想 : 26
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「人類が0を発見し、一旦それを拒否し(アリストテレスによる哲学で、ルネッサンスまでヨーロッパの思想を強く束縛)、それを受け入れ、克服し(ニュートン、ライプニッツによる微分、積分)、それによって。。。」などなどと、思想的、文化的、数学的、物理的など、さまざまな角度から、0や∞にこだわり、解説してある本はおそらくないだろう。すごく面白い。素人を受け入れないような複雑な数式は全く使っていないから、文系の人にもすんなり読めると思う。全人類にお勧めします。フェルマーの最終定理の解説本を書いたサイモン・シンもこの本を激賞しています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年10月23日
読了日 : 2007年4月20日
本棚登録日 : 2018年10月23日

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