ビースト・クエスト1 火龍フェルノ

  • ゴマブックス (2008年2月1日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 5
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舞台は、アバンティア王国。本来、六匹のビースト、火竜フェルノ、海竜セブロン、山男アークタ、馬人テーガス、雪獣ナヌーク、炎鳥オポスに守護された国である。この物語は、この六匹が魔法使いマルベルの魔法により、アバンティアを襲うようになったところから始まる。国全体を巻き込んだこの悲劇は、アバンティアに伝わる古文書により予言されていた。しかも、この古文書は、この悲劇がある少年により救われることも示唆していた。 本書は、上記のようなシチュエーションから導入される物語の一巻目。火竜フェルノへの呪いを解くのがテーマである(各巻では、書くビーストの呪いを解くのがテーマになると思われる)。ストーリの稚拙さは、大人が読むには耐え難いが、子どもが理解するためにちょうど良い程度と思われる。 すべての漢字に振り仮名があるので、平仮名が読めれば、読むことはできる。とは言え、130ページもある本を、今年(2008年)小学校に入学する愚息が読みきれるとは思っていなかった。しかし、アドベンチャーが好き(ハリー・ポッターや、エラゴンが大好き)であるということと、この物語の主人公が子どもであることも手伝って、非常に興味を引かれ、二週間ほどで、「パパ、二巻目買って。」 ということで、お子さんに、本を読む習慣をつけたいと思う親御さんにお勧めする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年10月23日
読了日 : 2008年3月24日
本棚登録日 : 2018年10月23日

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