正直、★一つは厳しいかな、と思ったが、周囲が褒め称えてばかりいるので天邪鬼的に評価した。
一言で言うと、巻が進むに従って読むのがつらくなってくる本でした。
殺人犯が被害者を首吊りで殺害する描写を事細かく書かれても気分が悪くなるだけ。描かなくてもいいことまで描いてしまった感がありましたね。
そしてどうしても受け入れられなかったのが、最後の泣き崩れる有馬義男の姿。
戦争世代は多分泣かないし、酒に逃げたりしないと思います。この辺の機微を作者は判っていないように感じ、どうしても受け入れられなかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年5月15日
- 読了日 : 2011年6月20日
- 本棚登録日 : 2012年5月15日
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