この作品の旅のテーマは港町を巡るということで、高知・長崎五島列島・宮城牡鹿半島・韓国釜山・新潟佐渡・稚内礼文島の6つの旅が紹介されています。
港町を巡り、また離島にも行くこともあり、交通手段は基本フェリーなどの船。当然釜山に行くのも下関からの高速船。東京から仙台に向かうのに、わざわざ名古屋まで新幹線で行き、名古屋港からフェリーに乗るという旅程には無茶するなあと笑ってしまいました。
旅の旅程、交通手段の選択はすべて同行の編集者が決め、奥田英朗は連行されるだけ。文中にも「N木賞を取ったのに待遇が変わらない」などのボヤキが入ったりして、無茶な旅程など「水曜どうでしょう」の大泉洋に共通するなあと思いました。だからおもしろく感じたのかも。
旅先でやることといったら、土地のうまいものを食べて、酒を飲んで、地元のスナックで酒を飲んでの繰り返し。でも、こんな旅してみたいかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年5月1日
- 読了日 : 2012年4月20日
- 本棚登録日 : 2012年4月21日
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