論理、科学、数学それぞれに存在する「不」の定理。
その共通点を、架空のシンポジウムを通して探るなんとも不思議な味わいの一冊。
このシンポジウム形式が実に巧妙なギミックで、本筋とは関係ないが必要な補足を対話の「脱線」という形で実現している。
読み物として面白いし、多角的に限界をつきつけられた理性へ想いを馳せる端緒ともなる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月9日
- 読了日 : 2019年9月9日
- 本棚登録日 : 2019年9月9日
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