過去は消せない。今の自分が未来の自分をどれだれ脅かすか、わからない。犯した罪を善行で償おうとしても、それを帳消しにできない。
主人公がかつておぞましい罪を犯していたことを知りながら、それでも彼がどうなるのか、彼の家族や友人がどうなるのか、はらはらするのは、その過去に怯え、悔いる姿が、事の大小は違えど、自分にもあるから。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
物語 海外
- 感想投稿日 : 2013年11月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年10月17日
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